2017.12.13 アロマのこと
ミズメザクラは桜の一種?
ミズメザクラというとまるで桜の一種と思われがちですが、カバ科の木です。
樹皮が桜に似ているのでこの名がつきました。
香りは湿布と同じ匂いがします。
市販の湿布薬よりかなり強烈で人によっては長く嗅ぐと気分が悪くなるくらいの強い香りです。
そのため芳香よりアロマトリートメントに向いています。
アロマトリートメント向きに皮膚の弱い方は、ヒノキやクロモジを加えると香りが和らぎ、
リラックス効果もありますのでおススメです。
成分はサリチル酸メチル99%
通常精油は多くの成分から成り立っていますが、一つの成分がほとんどを占めるのは極めて稀です。
そして昔から湿布同様の効果があるとされてきたので、昔のきこりはミズメザクラの樹皮を体に貼り
疲労回復に役立てたと伝えられています。
サリチル酸メチルは、緊張緩和、鎮静、鎮痙、消炎、鎮痛の作用があり、肩こり、腰痛、筋肉痛、
足腰の疲れに効果があると言われています。
ただし、アスピリン拒否反応の人には使用しないでくださいね。
スポーツアロマの世界では大活躍
女子サッカーのなでしこジャパンも数年前からスポーツアロマを取り入れています。
スポーツをする人は、練習をすれば筋肉に疲労がたまります。
その疲労を取り除くために、ミズメザクラの精油を使ったトリートメントマッサージを加えることにより、
明らかに疲労が取れやすくなり、練習量を増やすことができます。
また、筋肉を柔らかくするので、筋肉が固まって起こる事故が防げる可能性もあります。
肩こり、筋肉痛などでお困りの時は、是非ライフキャリアオイルに希釈して、
マッサージしてみてくださいね。