2022.07.02 アロマのこと
こんにちは。フェリーチェプラス及川hako🌿です。
2022年後半が始まった7月。今年の夏は平年よりも気温が高くなるとの予測ですね。
道産子の方は暑さが苦手、という方も多いのではないでしょうか?
香りで夏の演出/涼やかさを感じる方法
夏らしい香りのエッセンシャルオイルというと、真っ先に イランイラン が思い浮かびます。
【イランイラン】
逃避。日常を忘れて、開放感を得たい時、南国リゾートに居るような香りです。
日本でまだ、アロマセラピーというキーワードが雑誌の特集で見かけ始めた時代
かのユーミンが “真夏の夜の夢” ライブツアーで会場空間の演出に使用したのがイランイランだった、とFMラジオで話していたのを耳にしました。
柑橘系とのブレンドが涼やかさを増し、例えばイランイラン×レモンはお部屋の空間を夏らしく香らせたいときに良いかな、と思います。
手作りコスメにイランイランを少々加え、お肌の皮脂バランスの目的にも利用します。
そして札幌市内でこの時季に、植え込みや家庭の庭先で目にするのが、イングリッシュラベンダーです。
自宅付近の公共施設の植え込みが、雪解けとともにローズマリーの苗が現れた時には驚きました。
しかし、それは勘違いで緑色へ生き生きと変化し、やがて紫のつぼみが顔を出し、それがラベンダーだったことに感動しました。
豪雪の重い雪にも耐えられる力強さにハーブのたくましさを実感します。
ローズマリーもラベンダーも同じシソ科のハーバル植物です。
今が旬、シソ科のエッセンシャルオイルをご紹介します。
シソ科植物は世界各地に分布・生育し、グループとしては大きく3500種が知られます。
それぞれ特有の香りがあり、葉に含まれる精油含有量の高さは、開花する前にあると言われています。
【ペパーミント】
爽やかな香りは滞った空気や、重い気持ちを開放してくれます。
主成分のメントールに冷点(皮膚の感覚点)が反応し、皮膚に付けると冷たさを感じます。
お風呂に使用すると心地よいクール感が有るため夏場の沐浴に向きます。
注意する点は、沢山使用してしまうと凍えてしまうので、多くても2.3滴以内が適しています。
★入浴剤のクラフトづくりは、講座でご紹介しています。
近頃、夏にミントチョコを好まれる方が増えているそうですが、10年前に中目黒のおしゃれなバーでミントがたっぷり入ったモヒートを初めて飲みました。ほのかなシソの存在が印象的で、やはり涼しい夏向きのカクテルでしょうね。
【ローズマリー】
強く鮮明なカンファー調の草木の香りは気分をスッキリしてくれます。
古代ギリシア・ローマ時代の学生は、頭にローズマリーの冠をつけて学習していたと言われます。
記憶と結びつきやすいので、ローズマリーを芳香させながらアロマのお勉強をする生徒の定番です。“若返りの水”を実習で作成することを経験されているのではないでしょうか。
東京や横浜で植え込みに手入されたローズマリーを見かけることは多いのですが、猛暑の過酷な炎天下にも耐え、ベランダの鉢から切ってお料理に使ったり、洗剤を作ったりと育てやすい身近なハーブと言えます。
【ラベンダー】
「迷った時にはラベンダーを使え」という格言を、アロマ基礎講座のレッスン1精油各論で当時の講師から伝授されました。
応用範囲の広いラベンダーは、もともと高地の冷涼な環境に生息する“真正ラベンダー”です。野生のものは香とパワーが素晴らしいと言われますが、ニュージーランド2019年度産がとびきり香しく、ひと夏で使いきった経験があります。甘く華やかなハーバルとして香りが長続きしアロマセラピー効果も持続します。
北海道の生産は有名で、札幌市内の峠にあるのラベンダー畑は富良野とほぼ同じシーズンが見ごろとの事。精油の含有は今がピークなのかもしれません。
ご紹介したシソ科の精油3本の特徴はミドルノートです。香りのアコードとしてペパーミントがハーバルミンティノート、ローズマリーとラベンダーはハーバルアロマティックノートに属し、工夫してブレンドするといいかな、と思います。
夏の香りでおもてなしとして演出したいとき、デオドラントクールミストやボディパウダーといったクラフトづくりなどに選んでみても好いかもしれません。
その他シソ科の身近な精油
クラリセージ・マージョラムスイート・パチュリ・メリッサも個性的な精油として、お馴染なのではないでしょうか。
講座に参加した生徒へユーカリかラベンダーを選んでよいですよ。と、おまけとして戴いたのが私の初めての精油、それがラベンダーでした。ミツロウのロウでバーナーからくゆらしたフレッシュフローラル調の香りは幸福感が得られ、その後の生活のアクセントとしてなくてはならない必需品になりました。
及川hako🌿